2014年7月17日木曜日

全身治療やめました

って書くとびっくりされちゃうと思うからちゃんと説明を。

再再発時に 主治医には緩和をすすめられそうになるも、私がカンプト単剤での治療を希望しました。

外来ケモの看護師さんからはTC(タキソール+カルボプラチン)やってた人はカンプトの方がしんどいって言う人多いって聞いてました。
でも、制吐剤やほかの薬でなんとか副作用乗り越えられるだろうっておもってたんですが、ほんとにこれがきつくて。

しかも、動注でも同じ薬をつかってもらったものの縮小はわずかで、しかも一部が増大している可能性があるってなってそこでは薬をTCに戻しました。



効いてないということが明らかになってその時点でちょっとやる気が失せてたんですけれども、ピンポイントの治療は動注でできるけれども、全身に散らばる可能性のあるがん細胞は全身治療をするべきという動注の先生の助言もあって、とりあえず2クールだけは終了させました。

が、カンプトにしてから食事の量ががっくりと減り、5月に治療を始めてから6月の半ばまでに8kg痩せてしまいました。

とにかく吐き気がひどいんです。
つねにムカムカしていて口当たりのよいものでもわずかしか食べられない状態がつづいていました。

さすがに50kg(身長は169cm)を切ってもうこれがだめだと判断し、体重を元に戻す事にしようと思いました。
いわゆる悪液質になることを回避しようとおもったのです。
おもいあたるのはとりあえず抗がん剤です。
カンプトでははじめて点滴中に気分が悪くなるという事を経験していたので(しかも毎回)、これをやめるしかないと。

相方にそう告げたときには泣いていましたが、あと1クールやったところでもともと奏功率が20%ほどしかないものなのにそれがどれほどの生存率に寄与するものなのかということは理解してくれました。
1クール追加でやったって結局再々再発もあるかもしれない。しなくても、いまの再再発部分が寛解してその後再発なく過ごせるかもしれない。

そんなのただの運だ。

あがるかどうかわからないのに体重減少という危険をおかしてもう1クールするよりも、運に身をかませて体力をつける事に専念し、今ある腫瘍をたたく事に専念し、楽しい生活を送る事にしたのです。
それにしても点滴休んで2週間すぎてやっと吐き気と味覚障害が収まりました。恐るべしカンプト。

全身治療をやめたとはいえ、動注はまだまだ続けますし(そこに血管がある限り)、全身治療の代わりとなる(これまたかなり奏功率は下がりますが)ペプチドワクチン治療は続けます。

他に出てきたらそれはそのとき考えます。(治療をいっさいやめてホスピス申し込むということも含めて)

1ヶ月半食べられなかったのは大きいようで、胃がかなり小さくなっていて吐き気がなくなってからも少しずつしか食べられません。だけども、いろんなものをおいしく食べられる幸せ。これは何ものにも代え難いね。

ちなみに、痛み止めの医療用麻薬を減薬してもらったと先日書きましたが、やっぱりちょっと痛いな...っておもってたんですが、毎日ほんのわずかなんですがその痛みが和らいでいるような... よい傾向だとよいのですが。あしたは動注の病院の診察です。(CTとってすぐ読影なので前回の治療の結果がすぐわかるのがよいのです)




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